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平均分散アプローチ(Mean-variance Approach)とは、資産のリターンの平均(期待値)と分散(標準偏差の2乗)によって投資家の意思決定が行われるとみなして、最適なポートフォリオの構成を分析することである。
投資家は資産のリターンの標準偏差をリスクと考え、リスクを低く保ちながら、平均的に得られるリターン(収益)を高めるようなポートフォリオの選択を行う。複数資産を組み合わせ、分散投資を行うことによって、より低いリスクで投資することができる。
【図1】 複数資産の分散投資+安全資産

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【ポイント】
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リスク低減効果は、資産の数を増加させた場合にも当てはまる。分散投資したときに実現可能なポートフォリオは図のような領域で表される。投資家は図3の左上に位置するポートフォリオを好むので、投資家が選択しうるポートフォリオは、領域の上側の境界となる。このような境界は効率的フロンティアと呼ばれる。
【図3】複数資産の分散投資


投資家はより低いリスクでより高い期待リターンを選好するため、図4における傾きが最大となる直線で示される投資集合が効率的フロンティアとなる。この拡張された効率的フロンティアを表す直線を資本市場線と呼び、直線と接するポートフォリオのことを接点ポートフォリオと呼ぶ。
接点ポートフォリオは全ての投資家が選択する危険資産ポートフォリオであり、投資家はそれぞれのリスク選好に応じて、接点ポートフォリオと安全資産への投資比率を決める。このようにリスク資産の投資比率と安全資産と接点ポートフォリオの投資比率は別々に行われる。これを分離定理という。