キーワードから探す
カテゴリーから探す
オプション(Option)とは、デリバティブの1種で、ある時点(満期日)までに、その時点での価格に関係なく、一定価格で原資産を買う権利、または売る権利を金融商品としたものである。
買う権利はコール・オプション、売る権利はプット・オプションと呼ばれる。満期日までにいつでも権利行使できるオプションをアメリカン・オプション、満期日のみに行使できるオプションをヨーロピアン・オプションと呼ぶ。オプションの買い手は、プレミアムと呼ばれる購入代金を支払うことによって、権利を手に入れることができる。これに対して、オプションの売り手はプレミアムを受け取るが、買い手が権利行使した際に応じる義務を負う。
さらに詳しく
【ポイント】
|

コール・オプションの買いにおいて、原資産価格が権利行使価格よりも下回っていた場合、権利を行使しないため、オプションのプレミアム分だけの損失を被る。そのため、権利行使価格までは水平な線となる。また、満期時点で原資産価格が権利行使価格よりも上回っていた場合、権利を行使し、市場より安い権利行使価格で原資産を手に入れることができる。それを即座に市場で売却することでその差額分の利益を得ることができる。したがって、原資産価格が権利行使価格を上回るとき、オプションのペイオフは45度の右上がりの直線となる。
コール・オプションの売りの場合、この逆となり、原資産価格が権利行使価格以下のときはプレミアム分の収益を獲得し、原資産価格が権利行使価格上回ると買い手が権利行使するため、オプションの売買による収益は45度の右下がりの直線となる。
プット・オプションの買いにおいて、原資産価格が権利行使価格を下回っている場合、権利を行使することで、市場よりも高く売ることができるため、原資産価格と権利行使価格の差額分だけ収益を得る。原資産価格が権利行使価格を超えた場合、権利を行使せず、プレミアム分だけ損失を被る。そのため、プット・オプションの買いの収益は 権利行使価格までは右下がりの直線となり、その後水平となる。プット・オプションの売りの場合、この逆の収益となる。
このようにオプションから得られる収益は、満期時における原資産と権利行使価格の関係とオプションのプレミアムによって決定する。なお、プレミアムは、本源的価値と時間的価値によって決定する。

原資産とプット・オプションを組み合わせたときのペイオフは、図3の実線であらわされる。原資産とプット・オプションの組み合わせにより、プレミアムの支払い分だけ価格上昇時の利益は減少するが、価格下落時の損失はプレミアム分までで抑えることができる。
【図3】オプションによるリスクヘッジ(原資産+プット・オプションの買いのペイオフ)
